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ナチュラルズ


タイトル:植物由来フラーレン を用いた化粧品原料


著者:伊藤雅之 本間真弓 – 所属: フラーレンは、


60個からなる球状の炭素同素体である1 レンは優れた抗酸化剤として知られているが、 不溶で油に対しても安定に溶解しない。 を化粧品に配合するにあたって、 課題を解決し、


(PVP) を用いた水分散、 )。


ワランを媒体とした油分散など、 使いやすい形に加工して、 して提供してきた2 力、


されるようになり、


増加してきた。 弊社では、


1985年に発見された主に炭素原子 )。フラー 水に


フラーレン 弊社ではこれらの


水溶性であれば水溶性高分子のポリビニルピロリ ドン


弊社が保有する特許技術を用い、 油溶性であればスク


化粧品原料として フラーレンは、


フラーレン化粧品原料と 優れた抗酸化


豊富なエビデンスと共に安全性の高さも認知 化粧品原料としての採用件数が


数年前からフラーレンを製造するた


めの出発原料を化石資源から木材などの植物に 変更できないか研究開発を重ねてきた。


その結果、


植物由来フラーレンを安定的に製造する技術開発 に成功したことから、


使用するフラーレンを全て植物由来フラーレンに 変更し、


リニューアル製品として植物由来フラーレ


ンを用いた化粧品原料の製造販売を開始した。 本稿では新製品となる植物由来フラーレン化 粧品原料について紹介する。


製造工程について フラーレンの大量合成方法は、 検討されおり、 方法、


あるいはベンゼン


炭素の蒸発にアーク放電を用いる (トルエン)


これまでいくつか /酸素混合ガ


ス燃焼による高温を用いる燃焼法などがある3 )。


いずれの手法でも高いエネルギーで炭素を蒸発 させ原子レベルにした後、 るという手法である。


一気にC60を構築させ 弊社のフラーレン製造工程 フラーレン化粧品原料製品に


ビタミンC60バイオリサーチ株式会社 では、


アーク放電法を採用しており、 フラーレンが合成される。 その結果、 炭素源は、 化


石燃料の一種である石炭を出発原料とした炭素 棒を用いてきた。


精製し、 各種化粧品原料に加工してきた


に変更するため、 た。


成功した。 料への加工は、


ルギーで蒸発させ炭素原子レベルにすることによ り、


この炭素棒をアーク放電のエネ その後、


電することにより、 ができる。


フラーレンを製造するための出発原料を植物 様々な植物を用いて検討を行っ 杉由来ペレットを原料とすることに この植物由来炭素棒を用いてアーク放 植物由来フラーレンを得ること


同様の方法を採用しているため、


同一性の確認 アーク放電法において炭素は、


したHPLC分析を行い、


植物由来フラーレンを用いた化粧品原 これまでの石炭由来のフラーレンと 最終的なフラーレ


ン化粧品原料の規格は従来品から変更はない。 一度蒸発して原子


レベルになった後にフラーレンが構築されるため、 炭素源の由来に関係なくフラーレンは同一になる と考えられる。


しかし念のため、 植物由来フラーレン、


ラーレンのクロマトグラムを比較した 結果、


においても同一の保持時間にC60 クが観察されたことから、 トであっても、


れていることが明らかになった。 次に、


植物由来、


植物由来あるいは従来フ (図2)その


のピー 出発原料が木質ペレッ


従来品と同等のフラーレンが合成さ 従来フラーレンそれぞれの


PVP包接体を調製し水溶化した後、 退色法を用いて抗酸化力を比較した。


β-カロテン 図3に示す


通り、植物由来フラーレン、従来フラーレンいずれ においても、


出発原料による抗酸化力の差は認め


測定条件を同一に 。


従来フラーレンいずれ 及びC70





フラーレンを (図1)


られなかった。  物質が同一であれば、 実施する必要は無いが、 において、 作性、


ヒト皮膚感作性、


であった。 これらの結果から、


)、 )、 安全性試験を再度 ヒトパッチテストを実施した結果、


フラーレンは化学的に同一であり、 ーレンも、


全性試験結果に加えて、 5 バリア機能改善6


を有しているといえる。


植物由来フラーレンを用いた化粧品原料 2020年にLipoFullereneN、 geN、 neN、


Veil FullereneN、 始した。


の販売を開始したことにより、 また、


Radical Spon- Hair Shiny Fullere-


及びSun Guard FullereneNの発売を開 また、


開始したMoist FullereneNは、


(ISO16128) 植物由来にこだわる化粧品を 検討している場合は、 由来スクワランに分散) 添レシチン、 用)


の結果が得られた。 原料の使い分けとして、 や、


といった、 LipoFullereneN フィトステロールズ、 ン化粧品原料を推奨する。 やMoist FullereneN


2021年2月からMoist FullereneN 弊社のフラーレン化


粧品原料に配合されているフラーレンは全て植物 由来に変更された。


るBGも植物由来に切り替えたことにより、 い自然由来指数の製品になった 製品においても、





2021年2月より発売を 製品中に含まれ より高


(図4)いずれの


ヒトパッチテストを実施して陰性 自然由来指数


(オリーブ (水


植物由来BGを使


100%植物由来原料となるフラーレ Veil FullereneNは植


美白、


植物由来フラーレン原末 ヒト皮膚光毒性/光感 全て陰性


従来フラーレンと植物由来 植物由来フラ


従来フラーレンで得られていた種々の安 抗シワ4


)、抗ニキビ 育毛効果7)などの臨床効果


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図1 フラーレン化粧品原料製造工程:出発原料 www.personalcaremagazine.com


(炭素源)


が異なっても化学的に同一なフラーレンが製造される May 2021 PERSONAL CARE


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