74 内面からの美しさ くまが改善することを確認した5)
および肌のキメが改善されることを確認し (Figure 6）
頬の赤味を上昇させ、 。
（Figure 5） 。
経口摂取：疲労症状と肌荒れの自覚がある被 験者を対象に、
12週間反復経口摂取する試験を実施したとこ ろ、 と、 た6)
GHESを500mg/日の容量で 黄みを低下させるこ
以上の結果から、 経皮適用と経口摂取の両方
でGHESがくま·くすみを改善する効果が確認 された。
3-3. GHESのタンパク質のカルボ ニル化·糖化に対する効果 くまやくすみの原因として、
に加えて皮膚タンパク質のカルボニル化 が関与する修飾反応） 修飾反応） ている7、
や糖化 。
スによって誘導されるため、 GHESは、
が期待される。 ク質としてBSA
（糖が関与する
によるタンパク質の変性が報告され 8) カルボニル化や糖化は酸化ストレ 抗酸化作用を持つ
カルボニル化や糖化を抑制すること そこで我々は、
代表的なタンパ をカルボニル化あるいは糖化させ、
（Bovine Serum Albumin） GHESの添
加による効果を検証した。 BSAに次亜塩素酸ナトリウムを作用させBSA をカルボニル化させた。
GHESの添加は、 （Figure 7）また、 。 作用させてBSAを糖化させ、
8） 以上の結果から、
濃度
依存的にカルボニル化したBSAの割合を減少 させた
BSAにグルコースを 糖化タンパクの
指標であるカルボキシメチルリジンとペントシ ジンを抗体で検出した。
その結果、
糖化作用が確認された。 改善効果は、
加は糖化タンパクの生成を抑制した
GHESの添 （Figure
GHESの抗カルボニル化·抗 GHESのくま·くすみ
その血流改善作用や、 カルボニル
化·糖化作用によるタンパク質の変性抑制作用 によると考えられる。 加えて、
カルボニル化タンパクや糖化タンパ
クが酸化ストレスの発生源にもなることか ら、
vivo試験） 経皮適用：0.5%GHES配合ローションを1日
3-4. 目立つ毛穴に対する効果
目立つ毛穴の数の有意な減少が確認された （Figure 9、
2回、 ろ、
8週間連用塗布する試験を実施したとこ 10）
。 a* 値
1.00 0.50 0.00
-0.50 -1.00
0 週 6 週 摂取開始時、 6週、 12 週
Figure 6: GHES反復経口摂取による肌質改善作用5) 復摂取させた。
PERSONAL CARE 2025年5月 * 0.15 * 0.05 -0.05 -0.15 0 週 6 週 12週に左頬の肌色を分光測色計を用いて測定した。 12 週
。 疲労症状と肌荒れの自覚がある女性被験者を対象に、 †: p<0.10、
-0.50 -1.00 -1.50
0 週 ＊: p<0.05 vs プラセボ。
www.personalcaremagazine.com 6 週 GHESはこれらの変性タンパク質による酸
化ストレスの発生自体を抑制することが期待 される。
（in
10 5 0
-5
-10 -15
近年では血行不良 （脂質
2.5 2
1.5 1
0.5 0
-0.5 -1
1
0.5 0
-0.5 -1
-1.5 0 週 くまの改善 目の周りのHb O2 4 週 指数の変化 ** 8 週 * 0 週 黄ばみの改善 目の周りのb*値の変化 4 週 8 週 * くすみ改善 目の周りのL*値の変化 プラセボ (N=8) ■ 0.5% GHES (N=6) ■
0 週 5) *: p<0.1、
4 週 **: p<0.05 vs プラセボ。 毛 ：
8 週
Figure 5: GHESの塗布によるくすみ·くま改善作用。 くすみに悩む女性被験者の全顔に 0.5%GHES配合ローションまたはプラセボローションを1日2回8週間塗布した。 測色計を用いて測定した。
毛穴の開大には、
角質肥厚などの関与が知られており、 要因として酸化ストレスが挙げられる。
皮脂の過剰分泌や過酸化、 それらの また、
穴の開大と角層タンパクのカルボニル化の程 度に相関性があることが報告されている9)
。
本試験で確認されたGHESの毛穴改善効果は GHESの抗酸化·抗カルボニル化·抗糖化作用 によると考えられる。
Hb指数
0.50 0.00
まとめ 今回の試験の結果から、
物グレード：
で取り入れることが、 御機構を改善し、
近年では GHES 目元の肌色を分光
ド アルファグルコシルヘスペリジン、 シトラピーク®）
康の維持に寄与すると考えられる。 また、
「内外美容」 b* 値
（化粧品グレー 食品添加
を経皮または経口
全身の血流と抗酸化防 肌だけでなく身体全体の健
の注目と共に、 プラセボ (N=21) ■ GHES (N=21) ■
† 12 週 GHESを500 mg/日の用量で12週間反
ΔHbO2指数
Δb*値
ΔL*値
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