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72 内面からの美しさ


糖転移ヘスペリジンの 内外美容領域への展望


Chiyo Yoshizane, Hitoshi Mitsuzumi – Nagase Viita 近年、


求する内外美容の考え方が世界的に広まっ ている。


身体の内側と外側の両方から美を追 栄養を意味する


「Nutrition」 品を意味する 「Cosmetics」 「Nutricosmetics」 という造語も生まれ1) と化粧 を掛け合わせた 、世


界全体のNutricosmetics市場は2025年の 市場規模10.7億USドルから2030年には15 億USドルまで成長することが予測される2) ど、


な 内外美容は人々の健康と美容を相乗的に


サポートできる分野として注目されている。 このような包括的な健康への意識の高まりとと もに、


きる素材として、


ニーズが高まっている。 な内外美容素材は、


身体の内側と外側から肌にアプローチで ビタミン類や植物由来成分の しかしながら、


このよう


抱えているものが少なくない。 ナガセヴィータ株式会社では、


安定性や水溶性に課題を これまで糖転移


技術によって様々な自然由来素材の性質改良 を試みてきた。 る、


(GHES)


容素材としての有用性を紹介する。 なお、


当社では、


ルコシルヘスペリジン) シトラピーク® に揃えている。


なGHESについて、 )


本稿では、ビタミンPとも呼ばれ


体であるモノグルコシルヘスペリジンを主成分 とする、


ビタミン様物質ヘスペリジンの水溶性誘導 糖転移ヘスペリジン


内外美容素材として活用可能 化粧品グレード


と食品添加物グレード の異なる2製品をラインナップ


1. ヘスペリジンとは ヘスペリジンは柑橘類の果皮に多く含まれる フラボノイドの一種である。 細血管を強化し、 ることがよく知られ3) に関与することから、


その作用として、 Permeability その頭文字をとって、 の内外美 (アルファグ (


柑橘類をお風呂に入れ、 してきた。


謝改善作用など、 が報告されている3)





血管透過性の増大を抑制す 、


(透過性) ビタ


ミン ”P” とも呼ばれている。 日本では昔から血流低下を改善するために、


ヘスペリジン


抗炎症作用、 。


その温浴効果を利用


作用に起因することが知られている。 ヘスペリジンには、 酸化作用、


この温感はヘスペリジンの血流改善 血流改善作用以外にも抗 様々な生理作用を持つこと


血圧降下作用、


2. 糖転移によるヘスペリジンの性 質改良 ヘスペリジンは、


用が期待されるにもかかわらず、 て低く、


欠点のため、


22 21 20 19 18


酵素でグルコースを結合 Figure 1: モノグルコシルヘスペリジンの構造 PERSONAL CARE 2025年5月


アルコールや油にも溶けにくいという 利用範囲が著しく限定されてい


脂質代 た。 この欠点を改良するために、 当社ではシク


ロデキストリングルカノトランスフェラーゼの 糖転移反応を利用し、


(Figure 1) 。 ヘスペリジンのグルコー


ス残基にでんぷん由来のグルコースを1分子 付加したモノグルコシルヘスペリジンを開発す ることに成功した GHESは、


分とする製品で、


前述したように優れた生理作 水溶性が極め


モノグルコシルヘスペリジンを主成 水に対する溶解度が従来の


ヘスペリジンの約10万倍向上している。 モノグルコシルヘスペリジンは、


また、 生体内に存在


するα-グルコシダーゼの作用で容易に加水 分解され、


遊離したヘスペリジンがその生理


作用を発揮することが報告されていることか ら、


* *


GHESもヘスペリジンと同様に血流改善作 コントロール■ 市販入浴剤■ GHES ■


* *


0


5


10


Figure 2: GHESの温浴効果4) 10分間くるぶしまで浸けた後、 後、


(親指) 剤:0.01 w/v %,


15


20 冷水ストレス後の時間


25 (分)


。 被験者6名の両足を40℃の被験湯に 15℃の冷水に1分間浸けた。


経時的にサーモグラフィーで皮膚表面温度を測定した。 末節部における皮膚表面温度の変化を示している。 GHES:0.01 w/v %。


市販入浴 *: p<0.05 vs コントロール。 www.personalcaremagazine.com


冷水負荷の 図は、


第1趾


30


顔表面温度 (°C)


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